シーズン3位の巨人が、ファーストステージ突破に王手をかけた。

先発の菅野が7回2安打無失点好投。救援陣もデラロサ、ビエイラ、畠が無失点でつないだ。

打線は打点と本塁打で2年連続2冠王の岡本和が欠場する中、5回には先頭丸が一塁へのヘッドスライディングで内野安打を奪うと、続くウィーラーが来日7年目での初犠打に成功。中島がつないで吉川が先制適時打と、今季リーグ戦では2試合で16イニング無得点だった阪神高橋から執念で1点をもぎとった。6回2死一、二塁ではウィーラーの中越え2点適時二塁打、8回にはウィーラーの左前適時打で加点し、2位阪神の猛追をかわした。

試合後、原辰徳監督(63)の主な一問一答は以下の通り。

-5回に先制点

「先手を取れたというところが非常に大きかったと思います。非常に、いい攻撃ができたと思いますね」

-4番起用の丸が気迫のヘッドスライディング

「慣れない打順だったかもしれませんけど、非常にバットが振れているということと、(坂本)勇人と丸というリズムを崩したくなかったという意味で、その2点ですね。ヘッドスライディングで一塁へというのは褒められたプレーではないとは思うけれども、気持ちというか本能というかね、そういったものがああいうプレーに出るのかなと思います。気迫ある打撃と気迫ある走塁だと思いましたね」

-ウィーラーに犠打のサイン

「次が中島という勝負強い打撃、打者というのもあるしね。まあ、なかなか(高橋から)点を取れていないというところもあるしね。総合的にというところですね」

-ウィーラーは犠打だけでなく3打点

「非常に献身的なプレーヤーですし、大きな仕事をしてくれたなと思いますね」

-菅野が7回無失点

「見ていてもね、非常にこう切れ味鋭いというかね、いい投球をしてくれたと思います」

-ファーストステージ突破まであと1勝

「いやいやもう、1戦1戦という中でね、先勝できたということはありますけれど、また明日は新たなスタートで戦っていきます」