右尺骨骨折のオリックス吉田正尚外野手(28)が10日から始まるCSファイナルステージでの復帰へ、スタンバイした。

9日、京セラドーム大阪で行われた前日練習に参加。増井、竹安との対戦形式(1打席5球)で6打席に立った。タイミングやミートポイントを計るように球の軌道を見たりバットを出し、次第にギアアップ。最後の打席では竹安の直球を痛烈なライナーで中前にはじき返した。最後も三遊間への安打性のライナーを放ち、最終調整を終えた。

「ミスショットもいっぱいあったけど、いろいろ確かめながらやれたかなと思います。怖さとかが試合になったらどうなるかですけども、少しずつ強く振れてっていうのは自分でも確認できた。あとは判断するのは首脳陣の方だと思いますので」と語った。

10月2日に骨折し、レギュラーシーズン終盤を全欠。7日から本格的な打撃練習を再開したばかりだった。