セ・リーグ覇者のヤクルトが、クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズ進出を決めた。20日から開催されるパ王者・オリックスとの決戦は、京セラドーム大阪で開幕。セ・リーグ主催の第3~5戦は、東京ドームで開催される。

これは新型コロナウイルス感染拡大の影響でポストシーズンが当初の予定より1週間遅れ、アマチュア野球の明治神宮大会と日程が重なり、本拠地の神宮が使用できなくなったためだ。

ヤクルトは今季のシーズン中も、東京五輪・パラリンピックの影響で、7月11日~9月10日までの2カ月間、神宮を使用できなかった。同期間中は東京ドームのほか、静岡、松山などで主催試合を戦った。当時、高津監督は「練習量だったり、例えば親子(ゲーム)で試合に出させる若手とか、そういうのをできなかったのはすごく大きい」と苦労を口にしていたが、2カ月間の成績は15勝10敗5分けと貯金を増やし、2位に浮上した。

東京ドームでの今季成績は7勝6敗3分け。神宮(32勝25敗5分け)に比べると勝率は悪いが、それでも1つ勝ち越している。