中日の大野雄大投手(33)が15日、「京都府スポーツ賞 特別栄誉賞」「京都市スポーツ最高栄誉賞」の授与式のため、京都府庁と京都市役所を訪れた。東京五輪での金メダル獲得をたたえられ受賞が決まった左腕は「(五輪は)1試合だけの登板だったのですが、貢献できたと思います。すごくうれしい」と笑顔を見せた。

昨季沢村賞を獲得した中日のエースが今季は金メダルを評価され故郷からのダブル受賞。京都外大西、佛教大と京都で生まれ育った左腕は日本代表の一員として金メダル獲得に貢献し、故郷から最高の栄誉を得た。「愛知に行ってからも京都はすごく大好き。素晴らしい賞をいただいて心からうれしい」と感謝し「賞に恥じないような生き方をしていかないといけないと思っています」とさらなる飛躍を誓った。

チームは立浪新監督を迎え、新体制で巻き返しを図る。すでに来季の開幕投手に名乗りをあげ、絶対的エースとしての使命感を漂わせる。11日には第3子として長男が誕生。発奮材料には事欠かない。「立浪新監督になってチーム全員が引き締まっています。もう1度、強いドラゴンズを作り上げるという気持ちが感じられる。ぼくも投手の柱としてチームを勝たせられるようにやっていきたい」と気を引き締めた。