左右の若きエースで日本一を勝ち取る。今季13勝をマークしたオリックス宮城大弥投手が紅白戦に調整登板し、2回無安打無失点と好投した。日本シリーズでは2戦目の21日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)を任されることが濃厚で、初戦20日に先発する山本と先手必勝を狙う。

堂々の新人王候補が、日本一に挑む。高卒2年目の今季は、中嶋監督から開幕2戦目の先発マウンドを任されるなど、獅子奮迅の活躍。先発ローテーションで1年間まわり、エース山本に次ぐ13勝、防御率2・51と躍動。25年ぶりのリーグ優勝に導いた。CSファイナルステージでは第4戦の先発を託されていたが、チームが3試合で日本シリーズ進出を決め、登板機会はなかった。

この日は予定の2イニングを無安打無失点で「ストライク先行を意識しながら。順調に来ている」と状態を整えた。全球セットポジションからの投球には「その日、自分に合うモーションで。しっくりと投げられたら、どんなフォームでも良いと思う。後半戦のかかと重心を、少しでも前に(修正)」と課題克服にも成功した。「ここまで来たので、全員で日本一を目指して頑張りたい」。勝って3戦目の田嶋にバトンをつなぐ。

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