DeNA森敬斗内野手(19)が石井琢朗新コーチ(51)から攻守にわたってマンツーマン特訓を受けた。

守備からランチ特打、ロングティー。どこにも石井コーチが付いてくる。「ぜいたくだと思いますね。マンツーマンで教えてもらうことで、あやふやにならないのが一番うれしい」。ティー打撃では悪癖の左肩が先に出ないよう指摘された。指導内容は適宜、ノートに書き留めている。

石井新コーチは2432安打の打撃、ゴールデングラブ賞4度の守備、盗塁王4度の走塁と全て一流だった。森は現役時代を「全く知らなかった」が、調べると驚異的な数字が並んでいた。同じ右投げ左打ちで俊足巧打の遊撃手。「打率も高く盗塁もできて守備もできて、そんな選手になりたい。それにパワーがついたら。琢朗さんはホームランは(年間)どのぐらいでしたか。20、10本ぐらい? そこにホームランが加われば、超えられる。そこを目指していきたい」。目標は師匠超えだ。【斎藤直樹】