ヤクルトは17日、神宮で全体練習を行った。

日本シリーズ開幕を2日後に控え、冒頭では野手陣がユニホーム姿でシートノックを行い、守備の連携を入念に確認。村上宗隆内野手(21)を中心に積極的に声を出しながら、雰囲気を高めていた。

また、2日連続でシート打撃も行われた。高津臣吾監督(52)が二塁後方で見守るなか、守護神スコット・マクガフ投手(32)や、CSファイナルステージで登板機会のなかった田口麗斗投手(26)らが神宮のマウンドで投球。チームメートと対戦し、投げ終わった後に打者と意見交換を行う様子も多く見られた。

大舞台に向けて、入念に調整する野手の姿が目立った。高津監督が、CSファイナルを突破した際に「日本一になれるチャンスがあるのは、2チームしかないので、そのチャンスはしっかりつかみたい。我々はセ・リーグのチームで、代表で出る。他の5球団も背負って、セリーグを代表して日本一になりたい」と話していた通り、選手たちも気合は十分。ベテランから若手まで、全体練習後にクラブハウスに戻ってから、さらにバットを片手に室内練習場に向かう姿があった。20年ぶりの日本一に向けて、順調に調整が進んでいる。