阪神西純矢投手は“ひょうたんボール”でカーブ習得を目指す。秋季練習第3クール初日は矢野監督が見守る中、鳴尾浜のブルペンで約90球。指揮官から「縦にブレる球を」と宿題を出され、カーブに照準を定めた。

以前からカーブは投げていたが、縦の変化を求めて福原投手コーチが考案した2個のボールをテープで固めた“ひょうたんボール”をこの日から取り入れた。「回転がかかってカーブの肘の使い方になる。いろんなことをやって、自分に合うものを見つけていきたい」とブルペン投球後、壁に向かって投じた。

今秋はこれまでの2段モーションについて「ゆったりしすぎる」と封じる決断をした。「方向性が決まった」と「テンポ良く、リズム良く」を求めて新フォームを固めていく。