今季限りで引退した「平成の怪物」西武松坂大輔投手(41)が、右翼に入ったヤクルト宮本丈内野手(26)の好捕に「ああいうプレーを見せられるとピッチャーも乗っていく。大きなプレーだと思います」と評した。

日本シリーズ第1戦を中継するフジテレビにゲスト解説として出演し、引退後“初解説”。

2回2死一、二塁のピンチから、オリックス若月の打球をジャンピングキャッチした宮本は、捕球した直後にそのままフェンスに激突。うつぶせで倒れたまま立ち上がれなかったが、トレーナーに付き添われ、歩いてベンチへと引き揚げていた。気迫あふれるプレーに、解説席から称賛の声を送った

序盤は投手戦の展開。ヤクルト打線は、オリックス山本由伸投手のフォークに苦しんだ。松坂は「どんなカウントからでも投げられるフォークはバッターにとってはやっかい」と話し「甘いところにきても、バッターはストライクと思って振っているのでゴロになることが多い」と解説。無双状態の右腕の攻略ポイントには「ヤマを張って、そのボールがきたら1球で仕留めることも必要かもしれない」と、狙い球を絞り込むことも選択肢としていた。

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