中日福留孝介外野手(44)が20日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、300万円増の年俸3300万円の1年契約で更改した。

昨オフに阪神を自由契約となり、14年ぶりに中日に復帰した。今季は91試合に出場して打率2割1分8厘、4本塁打、18打点ながら、決勝打5本と存在感を発揮。10月10日DeNA戦ではNPB通算2000試合出場を果たした。球界現役最年長は「この年で野球をやらせていただいているので感謝しています。ひと回りふた回り離れた選手と競争できるのも楽しみ。もっともっとやらないといけない」と来季をにらんだ。

PL学園の先輩でもある立浪監督は「外野で出てもらいたいが、代打の切り札でやってほしい。自分と違って長打もあり、相手にしたらイヤだと思う」と福留の起用法について明言。「何よりもいい意味で若い選手の手本、模範になれる選手。何とか来年はそこを経験させたい。そういうところも含め期待している」と引き続き若手の指南役を期待した。

福留は現役時代の立浪監督と3度のリーグVを経験している。新監督とのビールかけをしたいかと問われ、「できればいいですね」と目を細めた。【伊東大介】

(金額は推定)

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