ヤクルトは「扇の要」中村悠平が奥川を後押しする先制適時打を放った。
6回1死一、二塁から、オリックス山本の111球目、低めの150キロ直球を中前へはじき返した。ほしかった先制点を挙げ、一塁を回ったところで、ベンチに向かって右手でガッツポーズ。
「絶対に先に点を取りたいという気持ちがありました。みんなが初回から何とかしようという気持ちが強かったし、打席の中でみんな粘って後ろにつなぐ気持ちが山本投手の球数にもつながったと思います」。サヨナラ負けは喫したが、エースを6回でマウンドから引きずり降ろした。
試合前の円陣では、CSファイナルステージに続いて声だし役を務めた。シーズン終盤から恒例となった全員が肩を組んで円陣をつくり、勝利に向けて気持ちを1つにするシーン。第2戦以降につなげていく。