ヤクルトの若き4番村上が“ポストシーズン第1号”となる一時、勝ち越しの2ランを放った。

1-1の8回無死一塁、カウント1-2からオリックス・ヒギンスの6球目、外角139キロチェンジアップを捉えバックスクリーンへ。ベンチでは、奥川が笑顔で待っていた。「追い込まれていたので何とか食らいついてという気持ちでした。奥川があれだけ良い投球をしていたので絶対取り返したかった」。20歳が粘投し、21歳が1発を放つ。ヤングスワローズの存在感を見せた。

初のポストシーズンで4番。重圧は、並大抵ではない。CSファイナルステージでは、打率2割2分2厘と満足のいく結果ではなかった。高津監督からは「バットに穴開いているんじゃないの?」という明るい声かけもあった。レギュラーシーズン中の10月13日の中日戦以来の1発。サヨナラ負けで空砲になったが、待望の1発は明るい材料だ。

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