阪神の藤田健斗捕手(20)が21日、西宮市内の球団施設で契約更改交渉を行い、現状維持の500万円でサインした。

高卒2年目の今季は2軍で32試合に出場。打率1割4分3厘、0本塁打、0打点で、スタメンマスクは6試合だった。「球団からは来年、後輩が入って競争になるので頑張れと言われました。来年からは勝負の年になるので、オフにしっかり準備したい。しっかり2軍で結果を残して1軍で勝負できるように」と話した。

ドラフト7位で京都国際の中川勇斗捕手(17)も加入し、2軍の争いも激化する。

今季は五輪中断中の8月4日にエキシビションマッチながらオリックス戦(京セラドーム大阪)で1イニング“1軍デビュー”もした。8回の1イニングだったが、3失点と岩田稔をうまくリードできなかった。その悔しさも糧としている。

宮崎でのフェニックスリーグではバットを短く持ち、「きっかけをつかめるいい感じだった」と打撃でも勝負の3年目に手応えをつかんだ。(金額は推定)