横浜家系ラーメンで増量だ。DeNAドラフト6位の神奈川大・梶原昂希外野手(22)が27日、横浜市内で仮契約を結んだ。契約金2500万円、年俸690万円。「自分には十分過ぎるぐらいの金額。すぐに『お願いします』と。来年プロ野球選手になると身をもって感じました」。親孝行で、契約金を使って家族に箱根旅行をプレゼントする予定だ。

189センチの長身スラッガーだ。ソフトバンク柳田ばりの豪快スイングに50メートル5秒8の快足で「神奈川のギータ」の異名を持つ。悩みは現在84キロの体重。「体質的に太りにくくて。1月に合流するまでに、少しでも体重を増やしたい」。週に1度は通うのが、大学の近くにある横浜家系「ラーメン末廣家」だ。食べログで「ラーメンEAST百名店」にも選ばれている。ラーメンと「釜焼きチャーシューめし」をかき込み、目標の88キロを目指す。

食べるだけでなく、釣りも料理も得意だ。地元の大分、豊後水道ではイカ、名物の関アジ、関サバを「半日で100匹ぐらい釣りました」という腕前。これを自ら三枚おろしにし、唐揚げもつくれる。大学の寮では鍋を振る舞うことも。魚や野菜も摂取し、栄養バランスを偏らせない。

プロで対戦したい投手には、巨人菅野を挙げた。「日本を代表する投手なので」。一流投手の剛球をさばけるように、体重を増やしてプロの世界に飛び込んでいく。(金額は推定)【斎藤直樹】

◆梶原昂希(かじわら・こうき)1999年(平11)9月19日生まれ。大分県出身。小学4年から金池少年野球団で野球を始める。大分雄城台では高校通算14本塁打。元西武の岸川雄二監督に見いだされて進学した神奈川大ではリーグ戦通算12本塁打。189センチ、84キロ。右投げ左打ち。家族は両親と妹。