4年連続27回目の出場となった大阪ガス(大阪市)は来秋ドラフト候補の先発・河野佳投手(20)が快投し、初戦を突破した。

直球中心で凡打の山を築いた。初回を3者凡退で立ち上がると、2回以降も相手打線を散発4安打に抑えて、二塁を踏ませない快投。淡々とアウトを積み重ね、9回を投げて4安打無四球完封勝ちで勝利に導いた。「あまり調子は良くなくて、真っすぐも高めに浮いていたんですけど、要所で失投がなく完封できた」と投球を振り返った。

打線は0-0の4回1死から、広島ドラフト6位指名の4番末包昇大外野手(25)がバックスクリーン弾で先制。8回には古川昂樹外野手(28)が右翼スタンドにソロ本塁打を放った。9回にも追加点を挙げて河野を援護した。

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20歳右腕の完封に前田孝介監督(51)は、「初めての都市対抗でまさか完封するとは思わなかったが、ナイスピッチングです」とたたえた。河野は「1勝できて良い流れを持ってこれたので一戦必勝で日本一を目指していきたい」と宣言した。