巨人井納翔一投手(35)が9日、都内の球団事務所で契約を更改した。現状維持の年俸1億円で、来季は2年契約の2年目を迎える。「FAで巨人に入って戦力にならないといけなかった。全く戦力になれず、球団、監督、コーチ、ファンの方の期待を大いに裏切ってしまった。申し訳ない気持ちしかないというのが1番です」と話した。

DeNAからFA加入1年目の今季は、1軍登板は5月19日広島戦(東京ドーム)を最後に、5試合にとどまった。0勝1敗で防御率14・40。主戦場として戦ったイースタン・リーグでは24試合に登板し、6勝7敗2セーブ、防御率4・07。新天地での最初のシーズンは悔しさの残るものとなった。来年は球団の投手陣最年長となる36歳。「まだまだ動けると思っている。キャンプではルーキーのように初日からアピールしていければ」と信頼を取り戻す。(金額は推定)