阪神近本光司外野手(27)が17日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、7500万円から倍増の1億5000万円で一発サインした。阪神の4年目年俸で1億円到達は、チームでは16年藤浪晋太郎以来で、野手では04年赤星憲広以来となった。
近本の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-サインは。金額面は
「はい、しました。はい、よかったです」
-大台には
「大台には…はい、乗りました」
-大台に乗った気持ちは「球団の人にも3年連続で成績を残してくれたのと、チームをしっかり引っ張ってくれたところを評価してもらって、素直にうれしいです」
-3年目終了後に大台到達は野手では赤星以来
「いやあ、そんなに気にしてないです(笑い)」
-1時間以上の交渉
「お金の話は5分くらいしかしていないです。評価とか個人的な話も10分くらいしかしていない。あとは選手会長とかチームとか、これからどうやっていこうかと主に1時間くらい話していた。それで話が長くなった」
-球団への要望
「今年も査定について、どうやっていこうかとか。野球も変わってきたから、特に投手とか査定の評価が変わっているから。どう変えていったらいいか、これからも話を続けていこうと。シーズン終わった時に役員と球団と集まって、今年はどういう傾向だった、選手から何人か話を聞いて、こう思っているんだけど、どういう評価になりそうか、とか。前もって評価の傾向を話してもらえるような、コミュニケーションをとっていけたらいいなという話をした」
-反応は
「すごくよかったので、これからも続けていきたい。すごい話もできたので。楽しかったですね」
-今季を振り返って
「去年が120試合で対照はできないですけど、自分としては去年よりもさらに技術的な面だったり、メンタル面だったりすごく成長できた1年だった。やりたいことがだいぶできてきたというのはありますね。シーズンに慣れてきてからの話なんですが。またスタートしっかり切れるようにやっていきたい」
-最多安打、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞をとったが、一番うれしかったのは
「ゴールデングラブですかね。とれると思っていなかったのもそうですし、自分の成績でとれるところではないですし、やっぱり認めてもらったのと、守備での評価ってそこしかないので、そういうところの評価をしっかり、得票数も自分が思っていたものよりも良かったので、それはすごくうれしかったですね」
-今季は主に1番。来シーズン、打ちたい打順
「打順はいいっすよ。適当に3番とか言ってましたけど、監督が決めることだし。じゃあ4番打ちたいといって4番打てるかと言えば、そうではない」
-来シーズン強化したいポイント
「そうですね。いろいろあるんですけど、今年、二塁打増やしたいなと思っていて、だいぶ増えましたし、ヒットもっともっと打ちたいなって。(200安打まで)あと22本どうやって打つかとか…はいろいろ考えていますね」
-200安打は目指すところ
「うーん、そうですね。目標というかなんなんっすかね。今年盗塁王をとれなかったので、それでチームに迷惑かけましたし。だからって盗塁王を目指すって言うわけじゃないし。しっかり自分でいいところ、自分の価値っていうのを自分でしっかり作っていかないといけないとは思いますね」
-去年は得点にこだわると。こだわる数字は
「まあ、数字はあんまりないんで。そうですね。まあ、得点ですかね。100得点目指して頑張ります」
-来シーズンの意気込み
「今年、終盤悔しい思いをしているし、それをできるだけ成長の糧にしないといけないんで、また来年しっかり優勝して多くの人と野球界を盛り上げられるようにしっかりやっていきたいです」