広島が25日、マツダスタジアム内の球団事務所で仕事納めを迎え、松田オーナーは「7億円くらいを球場に投資する」と球場を改修すると明らかにした。

本拠地一、三塁側2階席の「アウトドアデッキ」のエリアに暑熱対策として空調付きの部屋(定員30人前後)を新設し、左翼外野指定席後方には最大8人掛けのソファ席を8エリア増設する。三塁側中2階席の「ラグジュアリーフロア」の内装や家具を一新するなど、来年3月のお披露目を予定している。グッズショップも拡充して23年のオープンを目指し工事を進めている。

今季は序盤に新型コロナ集団感染があった影響もあり、チームは3年連続Bクラスと苦戦が続く。佐々岡体制3年目に向け松田オーナーは「2年経験したから、勉強の成果を試される時。監督も選手も勝利に貪欲でないといけない」とハッパを掛けた。チームとファンがより一体となり、4年ぶりの覇権奪還を目指す。