阪神アルカンタラが来季の先発ローテーション入りを誓った。今季はコロナ禍で来日が遅れ、5月に先発で初勝利を挙げるなど3勝したが、後半戦は中継ぎに回っていた。「ケガすることなく、1年間過ごせたことは良かったと思うね」と振り返ったが、「でもすべての面で自分ではもっとできたと思っているよ」と満足はしていない。

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矢野監督は来季の先発起用を明言しており、「自分も先発投手として頑張っていきたいと思っている」と望むところだ。先発は青柳、秋山、伊藤将、西勇ら安定感のある投手がそろい、激戦区だ。現時点でガンケルやマルテ、ロハスら助っ人は7選手おり、外国人枠争いも待っている。

勝ち抜くために、このオフは、ジムでトレーニングを継続。有酸素運動を中心に体力強化に励み、来年2月のキャンプインへ準備している。「今シーズン、手が届かなかったリーグチャンピオン、そして、日本一、そこを目標に、自分もできるだけ多くの勝利に貢献できるように頑張っていきたいね」。20年には韓国リーグで20勝を挙げた実力派右腕が来日2年目の躍進を狙う。