「秋本塾」で走力アップ! 元陸上選手で、男子200メートル障害の元アジア記録保持者の秋本真吾氏(39)が18日、鳴尾浜球場を訪れ、特別講師として阪神若手選手にスプリントトレーニングを行った。

ドラフト1位森木大智投手(18=高知)ら新人8選手に加え、中野拓夢内野手(25)、佐藤輝明内野手(22)ら2年目の選手も参加。気温5度の寒空のもと、約1時間30分、「走り方」についてみっちりと指導した。タブレット端末を手に選手のランニングフォームを撮影し、すぐさま全員で確認作業を行い「秋本メソッド」を注入。その後、中野ら2年目の選手へ約30分の“おかわり指導”を行うなど、精力的に動いた。

指導を終えた秋本氏は自身のツイッターで「色々思ったこと感じたこと沢山あるんですが、今年の阪神タイガースの1、2年目の選手達の『走り』の可能性はとてつもなく大きいです。『速く』走れる。『怪我』をしない。この辺りのトレーニングは現場のトレーナーの皆さんとも共有しています。期待してください(原文ママ)」と振り返った。

◆秋本真吾氏の指導 元陸上選手で、男子200メートル障害の元アジア記録保持者。プロ野球選手に走り方を指導することも多い。阪神では、16年秋から特別講師を務める。17年春の阪神キャンプでは糸井に、足を上げ下げする際に必要な筋肉の鍛え方を伝授。厳しいトレーニングに、糸井は「バウバウ!」と迷言? を発した。18年の自主トレではソフトバンク内川とも個人契約を結ぶなど精力的。19、20年と阪神近本を指導し、2年連続で盗塁王に導いた。