昨季、最下位に沈んだDeNAが、春季キャンプで「反撃」に向けた態勢を整える。

この日、三浦大輔監督(48)らチームは沖縄入り。昨年はキャンプ不在だったオースティン、ソトら、新外国人を除く助っ人も顔をそろえた。「全員が悔しい思いをしたので、やり返すために何が必要か。反撃するための準備をする」と号令をかけた。

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全体ミーティングから、「反撃」へのポイントを端的に挙げた。投手陣には80%以上の確率で投手有利のカウントを作ることをテーマに設定。攻撃陣にはチーム打撃、走塁面では1つ先の塁を狙いにいく意識を統一した。「去年の反省を踏まえて、やらないといけないことが明確になってますし、去年とは違ったキャンプになる」と話した。

新たな船出に、頼りになるメンバーも加わる。三浦監督とともに98年に日本一を達成した石井1軍野手総合コーチ、鈴木打撃コーチ、斎藤チーフ投手コーチが指導者で復帰。「経験豊富な方々。新しい風を吹かしてもらえたら」と期待を込めた。「自分自身もワクワクしています」。就任2年目の戦いに高揚感を漂わせた。【久保賢吾】

▽DeNA佐野(2年ぶりに有観客となるキャンプに向け)「ファンの方に見てもらっていると頑張れますし、僕たちも楽しみです。(シーズンでは)全ての数字で今まで以上のものを残したいです」