中日小笠原慎之介投手(24)は12日、沖縄・北谷キャンプで野手不在のシート形式打撃に登板。石川昂、山下、木下拓、岡林の4打者と3打席対戦して、許した安打性は3本とまずまずの内容だった。

変則のシート打撃だが、打者とは真剣勝負。山下に2本、岡林には三塁線を抜かれた。「20~30点といったところです。よかった部分も多少あったかなという感じで」。今キャンプ初の実戦に近い形での投球は辛めの自己採点。それでも石川昂からはチェンジアップで空振り三振。「変化球でストライクが入ったのでそこはプラスにとらえて次にいきたい」とすぐに気持ちを切り替えた。

14日からの第4クールでは試合形式での登板も想定。「もう1回、まっすぐを磨きなおして。急ピッチになるが、やっていきたい」。先発の柱として計算される左腕の調整は新たな段階へ進む。