DeNAの「BIGホープ」がベールを脱いだ。

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ドラフト1位の小園健太投手(18=市和歌山)が、キャンプ初のブルペン入り。両親らも見守る中、オール直球で16球投げた。濃厚接触者疑いで自主隔離し、7日に合流。「力むだろうと思ってたんですけど、案の定力んだ」と苦笑しながら、軸足でしっかりと立ち、力のあるボールを投げた。

理想としたのは、元阪神の藤川球児氏のスタイルだった。「藤川さんみたいにストレートで勝負できるようなピッチャー」とストライクゾーン内で力勝負できる投手を追い求める。この日はプロの審判が判定。高校野球ならストライクとなる球がボールと判定され「コースにしっかり対応していかないと」と今後の課題に挙げた。

18歳と思えぬマウンドさばきで、大器の片りんを示した。三浦監督は「堂々と投げていたなと。将来どういう投手になるんだろうって、ワクワクさせてくれる投手」と期待。ボールを受けた伊藤光はヤクルト奥川と球筋や球の強さを共通点に挙げ「スピンが利いて、糸を引くようなボール」と絶賛した。未来の「ハマのエース」へ「小園プラン」で育成する。【久保賢吾】

▽巨人中里スコアラー(小園の投球に)「体が大きくて、角度があるし、ボールも強かった」

▽阪神太田スコアラー(小園について)「投手らしい体形やし、さすがドラ1っていう球だった」