オリックス中嶋聡監督(52)が、今季も奇策妙計を明かした。この日に宮崎春季キャンプを打ち上げ「固定観念のない、臨機応変な野球。全てに対応できるような野球をしていきたいと思います」と高らかに宣言した。

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昨季に日本シリーズ進出を決めた11月12日ロッテとのCSファイナル第3戦では、1点を追う9回無死一、二塁。途中出場の小田が“サヨナラバスター”を決めた。指揮官のタクトで京セラドーム大阪がどよめくシーンが、今季も見られそうだ。

連覇&日本一を狙う指揮官は「課題はいろいろありますけど、全ては言いません!」とハッキリ。開幕投手についての質問が飛ぶと「え、言わなきゃいけないんですか? 言いません!」とニヤリと笑った。キャンプ総括をお願いされると「その答えはシーズンが始まったり、何年後とかでもあるので、総括はできない」と鋭い視線で前を向いた。

選手会長の吉田正は「リーグ連覇、日本一の報告ができるように、また宮崎に帰ってきたい」と、バックスクリーン上になびくチャンピオンフラッグに誓い、3本締め。頂点を狙う戦いが、いよいよ始まる。【真柴健】