開幕投手最有力の阪神青柳晃洋投手が、4日楽天戦に先発し、快投で矢野監督からの開幕決定を導き出す。

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3日、甲子園でダッシュなどで調整した青柳は「どこで投げるかは本当に決まっていない」と話したが、開幕の25日ヤクルト戦の3週間前の試合の先発を任された。「楽天はいい打者がそろっている」。鈴木大や日本ハムから移籍の西川ら左の好打者が多いのも、青木や村上らが並ぶヤクルト戦へ向けてのいい予行練習となる。4イニングを投げる予定だ。

開幕投手に立候補している今季は、キャンプから投球の幅を広げようと挑戦してきた。沖縄での実戦は3試合で5回1失点。昨季の投球の7割を占めたスライダーとツーシームを封印。昨季13勝で最多勝と最高勝率の2冠を取った配球を研究されても、その上をいくためにカーブ、シンカー、高め直球などで勝負する。楽天戦も2イニングは制限をかけてのマウンドにするつもりだが、捕手が得意球の今年の変化具合を把握するために投げる可能性もある。

矢野監督は「ヤギ自身も結果も出していく投球になっていくと思う」と、本番モードへ仕上げていくことを期待した。【石橋隆雄】