中日大野雄大投手(33)がオープン戦2度目の先発に臨み、予定の3回を3安打1失点。「前回よりも思ったところに投げられた。よかったと思う」。開幕への階段をまた1つ上がったエースは合格点をつけた。

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1回2死。山田を四球で歩かせ、村上を打ち取ったと思われた打球が左翼手鵜飼の前にポトリと落ち、二塁打となるピンチ。ここでサンタナを直球で追い込み、粘られながらも最後は146キロ内角直球で見逃し三振で先制点は与えない。3回に連打を許し、無死一、三塁となったが青木の左犠飛による1失点で止めた。このゲームの課題のひとつだった投手キャプテンとしての勝利にこだわる投球。「初回もしっかり抑えられたし、3回も青木さんの犠飛で止められたのは大きいと思います」。こちらも手応えは上々だった。

前回登板の阪神戦では2回を無失点ながら、制球に苦しみ38球を要した。「高卒ルーキーのような内容だった」。そう振り返った緊張感からの力みも1週間で解消。沢村賞に輝いた2年前の姿に前進した。「立浪監督の初陣。勝利をプレゼントしたい。3度経験していることを強みにマウンドに上がりたい」。自身4度目の開幕投手となる3月25日巨人戦(東京ドーム)へ調整は順調だ。

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