DeNA三浦大輔監督(48)が10日、今季の開幕投手(25日広島戦、横浜スタジアム)に東克樹投手(26)を指名したことを公表した。横浜スタジアムでの練習前、一塁側ベンチから2人で登場。指揮官が「2022年の開幕投手は東です」と発表した。広島は大瀬良と公表済みで、相手エースと対峙(たいじ)する。

9日の西武戦の試合前練習中に、三浦監督から「今年、開幕、お前に任せたぞ」と指名。オープン戦で好投を続ける大貫らも候補になる中で「状態もいいですし、昨年後半もしっかり投げきったというところで、今年は1年間ローテを任せられるというところで東に決めた」と説明した。

プロ5年目で初の開幕投手を託された東は「大役を任されたのでしっかり責務を果たして、チームにいい流れを持ってこられるように」と決意。「試合になったら、緊張はすると思うんですけど、そこはしっかりと堂々と開幕投手ということで投げきりたいです」と意気込んだ。

東は20年2月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、1年間はリハビリに専念。昨年9月末に1軍復帰し、10月23日の中日戦で792日ぶりの勝利を挙げた。今季はオープン戦では1試合の登板で2回を無失点で、キャンプからキレのあるボールを投げ込み、順調な調整を示した。