西武は10日、「ライオンズグルメ モバイルオーダー&座席お届けサービス」の本格導入を発表した。

本拠地ベルーナドームの飲食店舗での待ち時間や待機列の混雑解消のため、座席からスマートフォンで球場グルメを注文し、スタッフが座席まで商品を届けるサービス。20年シーズン後半に試験的に提供を開始したが、今季から対象座席と注文可能な商品を大幅に増やす。

20年シーズンの導入時は2店舗約20種類のメニューが対象だったが、今季は14店舗50種類以上のメニューまで拡大。対象座席数も1000席近く増え、約4300席で利用可能になる。

座席に備え付けられた案内用カードに印字された二次元コードをスマートフォンのカメラで読み取り、専用WEBサイトからメニューを選択、クレジットカード、またはPayPayで決済すると、店舗のスタッフが商品を座席まで届ける。

サービス提供開始は、3月15日の日本ハム戦から。利用可能時間は、試合開始2時間前から5回裏終了まで。

なお、注文に際し、1店舗1オーダーあたり税込み330円の手数料が発生する。届け時に不在の場合は、座席もしくは座席足元に商品がおかれる。確定した注文の変更やキャンセルはできない。