BIGBOSS率いる日本ハムはオープン戦初のサヨナラ負けで、3位タイに後退した。

【関連記事】日本ハムニュース一覧

引き分け目前の9回2死一、二塁。4番手の望月が、カウント1-2から、プロ10年目でオープン戦を含め通算0本塁打の広島上本に、手痛い1発を浴びた。試合後、新庄剛志監督(50)は広報を通じ「最後は僕が(望月に)フォークを投げさせたけど、あまり落ちなかったね。でも、あの場面で打った上本君が素晴らしい」と、相手をたたえた。

負けはしたが、明るいベンチの雰囲気が快進撃につながっている。試合前、報道陣に「今日は勝ちますか?」と“逆取材”した新庄監督は「何か雰囲気がいいから、次は行けるだろうっていうのがあるよね? これが強いチームの勝ち癖なんだろうね」と、周囲の予想にあらがい白星を重ねる改革途上のチームに目を細めた。理想のメンタルは自身が在籍した04~06年の日本ハムとメジャー時代の02年ジャイアンツ。「強いチームには、負けて悔しがって、何十分後かには切り替える速さがあった」と説く。

オープン戦は、試したいことをテストし戦力を見極める場。「ミスが多くないから、逆に不安」と話していたBIGBOSSにとっては、この日の負けもシーズンにつながる1敗にすぎない。【中島宙恵】

○…“おしゃれ番長”のBIGBOSSが、新アイテムを導入した。試合前練習に、黒いパーカの裾からラップスカートをのぞかせて登場。「ちょっと映えるかな」とご満悦だ。ところが、試合では着用せず。「オレ一番、目を付けられてるんだから」。試合中の服装にはさまざまな規定がある。頻繁に日本野球機構(NPB)から注意があることを明かし、残念がった。