4年目の開幕へ、視界良好だ。

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西武先発の松本航投手(25)は4回2安打1失点(自責0)。初回、味方の失策から1点を失ったが、直球の走り、変化球の精度とも安定していた。「リズムよく投げられたことが一番だと思います」と声を弾ませた。

意図を持って臨んだ。日本ハム打線に対し、1巡目は直球中心。2巡目から変化球の割合を増やした。「(捕手の)森さんの意図もあると思いますし、自分でも真っすぐでカウントがダメだったとき、変化球でカウントを取らないといけない。そういうところも想定しながら、変化球でも打ち取れるよう意識しました」と明かした。狙い通り、カーブ、フォーク、スライダーと織り交ぜ、カウントを整えた。

オープン戦に投げるのは、この日が最後。次はファームで登板し、開幕2カード目の日本ハム戦に向かう。辻監督は「非常に腕が振れていたし、カーブの制球も良かった。(開幕前の)最終登板にかけて、先発投手(の状態)が上がると、ホッとしますね」と昨季10勝右腕の状態に、ひと安心の様子だった。

▽西武呉念庭(5回に左翼線へ2点適時二塁打)「なかなか自分本来の打撃ができていない中で、この1本はいい形で打てました。きっかけにしたいです」