日本ハムの新外国人2人が絶好調だ。19日、DeNA戦(札幌ドーム)に途中出場したレナート・ヌニエス内野手(27=タイガース)とアリスメンディ・アルカンタラ内野手(30=ジャイアンツ3A)が、逆転劇の立役者になった。3点を追う8回2死一、二塁で、代打ヌニエスが反撃の2点適時打。さらに同点で迎えた2死一、三塁から、アルカンタラが勝ち越し適時打を放ち来日初打点をマークした。チームに合流して、まだ2週間未満の2人。新戦力の躍動が止まらない。

【ニッカン式スコア】19日の日本ハム-DeNA戦詳細スコア

日本ハムの新外国人2人が絶好調だ。途中出場した来日間もないレナート・ヌニエス(27=タイガース)とアリスメンディ・アルカンタラ(30=ジャイアンツ3A)の両内野手が、逆転劇の立役者になった。1-4の8回2死満塁。代打を告げられたヌニエスは「(相手投手の)エスコバーはベネズエラ人で、僕もベネズエラ人。どういう投球をするのか、イメージはあった」と、自信満々で打席に立った。差し込まれながらも、152キロの直球を中前へ。2点適時打とした。

続く石井の右前適時打で同点とし、アルカンタラが右翼線に落ちる勝ち越し打。来日初打点が決勝打となった両打ちの助っ人は「体的にも精神的にも100%の状態。今日のパフォーマンスに満足している」。この回、一挙5点の逆転劇に、新庄監督も「2人が打ったら盛り上がるんだよなぁ」と感心しきりで「今日はルール違反です。打ち過ぎだから。うちは守りの野球で行くんだから」と、冗談交じりにうれしい悲鳴を上げた。

この日は、ファン投票でスタメンを決定。2人がチームに合流したのは投票開始後だったため、今回はほぼ“蚊帳の外”だった。「アルカンタラも自分も選ばれていなかったのは残念」とさみしがったヌニエスは「いいシーズンを迎えて名前が売れるように、これから頑張りたい」。ヌニエスは打率5割、アルカンタラも3割7分5厘。合流して2週間未満も、高い適応力を発揮している。【中島宙恵】