ロッテ福田光輝内野手(24)がオープン戦終盤に状態を上げてきた。

【ニッカン式スコア】19日の巨人-ロッテ戦詳細スコア

 

「5番一塁」でスタメン出場し4打数2安打。5回には左腕高木から流し打ちのレフト前ヒットと対応力を見せた。前日18日に1軍合流し、さっそく1安打1四球。デラロサからは4球続けてファウルにした末に中前打を放つなど、内容も濃い。

大阪桐蔭から法大を経て、19年ドラフト5位で入団。3年目の今年は石垣島キャンプからアピールを続け、井口監督から目立った選手として名を挙げられるも、帰京後に2軍再調整に。教育リーグで2本塁打するなど調子を戻し、再び1軍に合流した。

井口監督は「福田に関しては、2軍でもかなり調子が良かったので。山口があまり調子が良くないので、刺激も含めて」と起用理由を説明。「開幕までに調子のいい選手を使いたい」と井口監督はかねて話しており、二塁や三塁も守れる上、思い切りの良さに定評がある福田光もここに来て存在感を高めつつある。

プロ1年目のオープン戦では3本塁打を放った。昨年はイースタン・リーグ開幕直後に4番打者として起用され続けるなど、期待は大きい。「自分の打撃を心がけて1打席1打席、勝負のつもりで打席に入れているので、それが良い方向に出ていると思います」と福田光。大卒同期入団の高部が1番打者で起用され続ける。負けていられない。【金子真仁】