ロッテのエンニー・ロメロ投手(31)が今季初登板で好投した。

3回に2安打を集中されて1点を失ったものの、安打はその2本のみ。「打者にアタックしていく気持ちをしっかり持って投げたよ」。7回1失点で先発投手の役割を果たした。

「今日は特に変化球が良かった」と振り返る。ソフトバンク柳田にはスライダーを多めに使い、タイミングを崩し続けた。打者23人から7個の三振を奪った。

チームは延長戦の末に敗れたものの、オープン戦でピリッとしなかった剛球左腕がシーズン初戦で好投したのは大きい。井口資仁監督(47)は試合前の時点で「しっかり投げられる投手なので。当分、カード頭(の先発)になると思います」と話しており、大事な火曜日を任せる投手として順調なスタートを切った。【金子真仁】