日本ハム新庄剛志監督(50)が開幕6戦目で、ついに初勝利を挙げた。

本拠地で投打がかみ合ったBIGBOSS野球を披露。球団ワーストタイとなる開幕6連敗を阻止し、メモリアルな1勝をつかんだ。

試合後、新庄監督は「終わった後のベンチ裏、リーグ優勝したくらいの感じだった。うわぁって。みんなね、サポートがあって、この1勝が勝ち取れたと思います」と初勝利の喜びに浸った。記念のウイニングボールは、9回の最後の打者となった西武鈴木の左飛を捕球した松本剛から手渡されたが「もらいました。松本君に。この札幌ドームに飾ってもらおうかなと思います。最後の年のね」とした。

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序盤から日本ハムが優位に試合を進めた。打線が2回に浅間大基外野手(25)が右翼へ先制1号2ラン。3回に近藤健介外野手(28)の適時二塁打で追加点を挙げ、1点差とされた5回には松本剛外野手(28)が左前適時打で突き放し、試合の主導権を渡さず。7回には再び松本、近藤が打点を挙げ、試合を決めた。投手陣も先発した立野和明投手(23)が5回4安打2失点と試合をつくり、6回からは継投で逆転を許さなかった。

開幕5試合で4本塁打の山川穂高内野手(30)が欠場した西武は5回にブライアン・オグレディ外野手(29)が2点適時二塁打を放ったが、及ばなかった。

▽日本ハム近藤(3回に右翼線適時二塁打など2打点)「ずっといい雰囲気でできていたと思うので、それが形になったのは良かったかなと思います」

▽日本ハム武田投手コーチ(先発立野に)「今日はストレートのコントロールが安定していた。立野らしいピッチングだった」