ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。

19奪三振は日本タイ記録で、初回から5回にかけて奪った13者連続三振は日本記録。投じた105球を振り返る。

【写真たっぷり詳細ライブ】ロッテ佐々木朗希が完全試合!13連続奪三振の日本記録含む日本最多タイ19奪三振

球種の内訳は直球64球、フォーク36球、カーブ3球、スライダー2球。ほぼ真っすぐとフォークの組み合わせで完全試合を達成した。奪った19三振の結果球の割合は、フォークが15(空振り14、見逃し1)で、直球が4(空振り1、見逃し3)。ストライク先行の投球が土台となり、ほぼ「追い込んでからフォーク」で、日本タイ記録の三振を積み上げていった。

フォークでの空振り三振14のうち、ストライク先行からが10で、並行カウントからは4。フルカウントからは1つもなかった。この試合で3ボールとしたのは7回先頭の後藤への1回だけ(3-1から直球で右飛)。常に投手有利のカウントから勝負できていた。

また3球投じたカーブのうち2球は、吉田正に対してだった。吉田正はこの日、キャリア4度目の1試合3三振を喫したが、それぞれの打席の配球をみると

・第1打席 <1>直球(見逃し)<2>フォーク(空振り)<3>フォーク(空振り)

・第2打席 <1>カーブ(見逃し)<2>カーブ(空振り)<3>フォーク(ファウル)<4>フォーク(空振り)

・第3打席 <1>直球(見逃し)<2>直球(ボール)<3>直球(ボール)<4>フォーク(空振り)<5>直球(見逃し)

さまざまなパターンを駆使して封じ込めた。9回代打で登場し、空振り三振で最後の打者になった杉本への配球は、<1>フォーク(空振り)<2>フォーク(見逃し)<3>フォーク(空振り)。フォークを初球から3球続けたのは、これが唯一の打席だった。

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