阪神の先発西勇輝投手は7回7安打無失点の好投も実らず、今季2勝目はお預けとなった。

【ニッカン式スコア】12日の中日-阪神戦詳細スコア

初回から毎回安打を許して5度の得点圏に走者を置いたが、粘りの投球でスコアボードに「0」を並べた。1点リードで勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、8回に2番手湯浅が逆転打を浴びて勝ち星が消滅。試合後はチームが勝利を逃した悔しさからか、無言でバンテリンドームを後にした。

「火曜日の男」として、開幕から奮闘を続けている。前回5日のDeNA戦では完封でチームの開幕からの連敗をストップさせ、チーム唯一の勝利をゲット。今季初登板の3月29日広島戦の4回から19回2/3で無失点を継続中だ。矢野監督は「らしさはしっかり出たと思うし。申し分ない」とたたえ、福原投手コーチも「非常にすばらしい。テンポもよくて、何とかチームに勝ちをというピッチングをしてくれた」と称賛した。防御率は0・40で、リーグトップに立っている。