DeNA上茶谷大河投手(25)が球数100球未満での完封を意味する「マダックス」を達成した。

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前回は今季初勝利を挙げた1日ヤクルト戦以来となる中15日での先発登板。立ち上がりからストライク先行で、8者連続凡打に打ち取る快投を見せた。4回と5回、得点圏に走者を背負うも、落ち着いた投球で得点を与えない。終盤に入った7回には、浜田、長岡、オスナの打順でわずか6球で3者凡退に封じた。8回終わって85球。3番山田から始まる9回は6球で、計91球で封じプロ野球では今季初のマダックスで、チームを本拠地初勝利に導いた。

上茶谷にとって完封は19年6月1日ヤクルト戦、20年9月23日阪神戦以来3度目。前々回は121球、前回は144球を要した。プロ野球では昨季、ヤクルト小川、楽天早川、阪神高橋の3人が達成した。現役選手で通算でも複数回達成した投手は、まだいない。

◆マダックス 100球未満での完封を、メジャーでは「マダックス」と呼ぶ。08年に引退するまで、カブス、ブレーブスなどで通算355勝を挙げた技巧派右腕グレッグ・マダックスは13度、達成した。