中大は今季8試合目にして初の無得点と、打線が沈黙。勝ち点を逃した。

亜大先発の今秋ドラフト候補・青山美夏人投手(4年=横浜隼人)の前に、8回までわずか2安打、9三振。8番の中前祐也内野手(3年=浦和学院)が放った2本の二塁打のみに封じられた。清水達也監督(57)は「丁寧でしたね。勝負どころで低めに決めて、高めに浮く球が本当に少なかった。ストライク先行されて、狙い球を絞ったんですけど、それも打ち損じてしまった」と振り返った。

青山が降板した9回。2本の安打と死球で2死満塁の好機をつくったが、6番の佐藤豪内野手(1年=藤代)が遊ゴロに倒れゲームセット。清水監督は「ここまで打線が引っ張っていたんですけど、今日は逆になってしまいましたね」と唇をかんだ。続けて「(選手たちの)体もしんどいと思いますが、根気負けしない、粘っこく戦えるチームにしていきたい」と次戦を見据えた。