阪神メル・ロハス・ジュニア外野手(31)の一撃が勝利を決定づけた。7回にリードを3点に広げて、なおも2死一、三塁。コールの高め速球を振り抜くと、左翼ポールを直撃する豪快アーチになった。5試合ぶりの3号3ランで好投の先発青柳を援護し、リードを6点に拡大。9回裏の守りは大山と佐藤輝をベンチに下げる、余裕のある勝ち方になった。

【ライブ詳細】阪神やっと勝った!今季敵地初勝利ヤ 青柳晃洋完封2勝目、大山3号、ロハス3号>>

「全打席、アグレッシブにいっている。前の打席にカウント3-1からうまくとらえられず、悔しい思いをした。走者もいたし、青柳も好投していた。1点でも多く、と心掛けていたよ」。直前の6回はミスショットで一ゴロに倒れていた。的確なミートに徹して、ヤクルトに引導を渡した。

「自分の数字より、勝っている方がうれしい。いつも規律を持ってやるのを忘れないよう、心掛けてやりたい」。前回2号本塁打を放った15日の巨人戦(甲子園)でも先発青柳を協力援護。あの時も連敗を6で止め、一緒にお立ち台に上がった。打者の連敗ストッパーも虎の反攻に欠かせない存在だ。