<日本ハム4-11ソフトバンク>◇24日◇札幌ドーム

ソフトバンクのドラフト4位ルーキー野村勇内野手(25)が1試合2本塁打を放った。球団新人の1試合2本塁打は94年の小久保以来だった。

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今は2軍監督を務める小久保は、野村勇の野球センスに舌を巻いていた。開幕前の3月8日、中日との教育リーグでのこと。走者が二、三塁の状況で、ゴロを捕った遊撃の野村勇はホームに送球。しかし、2年目捕手の牧原巧が捕球できず、走者が2人生還した場面があった。イージーミス…と思われたが、小久保2軍監督は「(野村勇は)指にきちんと引っ掛かるから送球が落ちないで、ビュっと来るんですよ。垂れないんです彼のボールは。最後の最後まで回転がいい」と、褒めた。牧原巧も「めちゃくちゃ伸びてきました。1軍の選手はあんなにすごいのか」と、勉強になったという。

足は周東よりも速いと評される。まさに走攻守のそろったルーキーだ。小久保2軍監督が「(20年に)指名漏れしたのが不思議」と話していたこともうなずける。【ソフトバンク担当 只松憲】

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