まれに見る強風で試合が行われた。

開始30分前ころには場内の風速計が19メートルを計測。プレーボール後も17メートルほどの風が吹き付け、マウンドの楽天田中将大投手が投げ終わると帽子が飛ぶ場面も。田中将は険しい表情でかぶり直した。ロッテ小島和哉投手もユニホームをはためかせ、目を細めながら捕手のサインをのぞき込んでいた。

マリンスタジアムの公式戦は過去5度、強風で中止になっている。直近では18年9月4日のソフトバンク戦が台風の影響を受け、開始4分前に中止が決まった。当時の最大風速は21メートルだった。中止は風速だけでなく、天候や公共交通機関の運行状況などを加味して決まる。

結局試合は中止にならず、3-2で楽天が勝利。2-2で延長に入り、10回表に楽天が決勝点を奪った。

▽ロッテ井口監督(常時風速15メートル以上の中での試合に)「まあまあ、お互いに条件一緒ですけどね」

【ニッカン式スコア】26日のロッテ-楽天戦詳細スコア>>