西武山川穂高のバットが止まらない。初回に2試合連続の8号先制3ランを放った。1回1死一、二塁。レイの149キロ直球を完璧に捉えた。両手に残る感触で、打った瞬間に確信できた。白球は右中間スタンド中段に消えた。「積極的に行こうと思って打席に入り、1球目、2球目と外の変化球を空振りしてしまいましたが、最後はホームランを打つことができて良かったです」と納得の表情だった。

追い込まれてからの一発にも貫禄がにじむ。1、2球目と外角低めカットボールで空振り。ただ、カウント0-2から難しい球はファウルで逃げ、ボール球は見極めた。これまで全球カットボール。2-2からの8球目。初めての直球が真ん中に吸い込まれてきた。それを一振りで仕留めた。

2発を放った前日27日にも変化球で追い込まれた後、初回に右中間へ先制3ランを打ち込んだ。まるで再現VTRのように、先取点を生み出した。

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