巨人が最下位阪神に3タテを食らった。

新助っ人の“ズッキュン砲”で先手はとった。アダム・ウォーカー外野手(30)が2回無死、阪神西純から4号先制ソロをバックスクリーンに放り込んだ。ドレッドヘアーをなびかせながらダイヤモンドを周回。ベンチで迎えるナインと頭上でハートをつくって“ズッキュンポーズ”を披露した。

今季初先発の高橋優貴投手(25)は5回まで毎回安打を許すも、粘りの投球で無失点で踏ん張った。だが、6回に佐藤輝、大山に連打され、1死一、三塁から糸原に同点適時打を浴びた。2番手でバトンを受けたデラロサが勝ち越し適時打を許し、高橋は5回1/3、7安打2失点となった。

試合前に主将の坂本勇人内野手(33)が右膝内側側副靱帯(じんたい)の損傷で出場選手登録を外れた。代役で「2番遊撃」を務めた広岡大志内野手(25)は1回に二塁打でチャンスメークするも得点につながらず。前日4月30日にはエース菅野も右肘の違和感で登録抹消された。巨人が攻守の要を欠き、今季初の同一カード3連敗に沈んだ。