ロッテが4回表の9失点で、連勝を逃した。

先発ロメロが3回までパーフェクトに抑えるも、4回先頭の日本ハム近藤の三塁へのゴロを、三木が一塁へ悪送球。そこが9失点への起点となってしまった。三木はこの回、2失策。井口監督も「リズム的にもう、力みが入ってコントロールも悪くなってっていう、悪い方に一気に入ってしまった感じ」と、8失点しながら自責点は1のみだったロメロをおもんぱかった。

開幕後27試合を消化し、平沢、エチェバリア、池田、安田、福田光、三木と6選手が三塁スタメンを務めるも、誰も際立つ結果を出せずにいる。遊撃手も固定されず、三遊間のスタメンパターンは、27試合ですでに11通りに。井口監督も「これだけいろいろな選手にチャンスを与えてね、なかなかみんながものに出来ていないというところなんで。何とか誰か出てきてくれればいいなと思いながらいるんですけど」と悩める胸中を口にする。

本来は三遊間の核になるべき藤岡が「今、まだ、故障ですね」(井口監督)と、脇腹痛のため2軍戦に出場できていない状況。一方で三塁を守る主軸候補として期待してきた安田は、イースタン・リーグで数字を残し始めた。

井口監督もゲームセット直後に「安田は今、下(ファーム)でかなり上がってきてるので。そこはちょっと今、考えてます」と今後の1軍昇格の可能性を示唆した。高部、中村奨、山口ら上位打線が調子を上げてきているだけに、攻守ともに三遊間の選手たちの奮起が求められる。【金子真仁】

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