BIGBOSS史上最大のBIGイニングで日本ハムがシーズン10勝目を挙げた。4回に相手のミスから2本塁打を含めた打者12人の猛攻で一挙9得点。投げては先発した杉浦稔大投手(30)が5回無失点と試合をつくって577日ぶりの先発白星。6点リードの9回は吉田輝星投手(21)が締めくくった。

投打がかみあった1勝で、チームはリーグ最遅ながら節目の10勝に到達。チーム本塁打数はリーグ最多を独走する27本塁打に、かつての「ビッグバン打線」みたいですね、と問われた新庄剛志監督(50)は「ビッグボス打線? ビッグバン? なんか聞いたことあるな。どこのチーム?」と、まさかのリアクション。日本ハムだと伝え聞くと「それは知らん。ビッグバン? どういう意味?」。打線が大爆発するイメージと言われたが、BIGBOSSは「いや、ないない。そんなのない」と、謙遜も「また今日、ホームラン2本。どんだけ打つねん。ねえ。断トツでしょ。キャンプの練習が良かったのかな。『ホームラン打つな指導』。でもね、初球からガンガンいきなさい、というのはたぶん、プラスにはなっていると思う。あの練習をさせたことによって。集中力というか、初球のストライクをガンガン打てという癖が、ちょっとは付いていたことが、この結果につながった…という方向で考えてもいいと思う。(他球団に)マネされないようにね」と、笑った。

◆ビッグバン打線 日本ハムは98年、本塁打&打点の2冠王ウィルソン、落合、田中幸、片岡、ブルックスら強打者をそろえて2位に浮上。球団は打線名を一般公募し、応募総数1753通中334通を集めた「ビッグバン打線」と命名。流行語大賞にもノミネートされた。小笠原、オバンドーが加わった00年の打線は特に強く、チーム打率2割7分8厘、771得点、177本塁打はリーグ1位をマーク。その後も坪井、エチェバリア、高橋信らと交代しながら、03年ぐらいまで呼ばれた。

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