法大はサヨナラ勝ちの翌日に、サヨナラ負けを喫した。慶大戦は1勝1敗で3戦目にもつれた。

1点を追う7回2死三塁、宮崎秀太外野手(4年=天理)の打球を左翼手が追う間に1点を返し、宮崎は本塁を狙うがタッチアウト。ランニングホームランとはならなかった。

滑り込んだ際に頭を打ち、8回裏の守備から交代した宮崎は「強く打った衝撃があって、脳振とうのようになったのかなと思う。怪しいなと思って、勝負どころで迷惑をかけられないので交代しました」と明かした。

2-2のまま最終回に突入。9回1死から慶大・萩尾匡也外野手(4年=文徳)にサヨナラ弾を許した3番手の武冨陸投手(3年=日大藤沢)は、マウンドからしばらく立ち上がれなかった。雨が降り続く中での試合で、加藤重雄監督(66)は「選手は頑張ってくれた。先制できなくて、後手後手になってしまった」と話した。