DeNAが思わぬ形で先制した。5回2死二塁、打者は9番の上茶谷大河投手。カーブ2球の後、森下暢仁投手が投じた3球目の151キロ直球を左前に詰まりながら運んだ。内角高めの直球を、打撃フォームをまねる巨人坂本のようにうまく打った。上茶谷の打点は、ルーキー時代の19年以来3年ぶり5点目。

左翼の堂林は前進守備を敷いており、捕球した時点で二塁走者の大和は三塁付近にいた。それでも田中浩康三塁ベースコーチは強引に手を回し、大和を本塁へ突っ込ませた。堂林からの本塁返球はアウトのタイミングだったが、坂倉がボールをこぼし、大和が生還した。

上茶谷は本職の投球でも、5回まで6奪三振で3安打無失点と好投している。

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