阪神は打線改造も実らず、貧打で2連敗を喫した。この日は5安打1得点に終わり、直近5試合で計4得点。昨季まで4年連続負け越しているバンテリンドームで開幕5連敗となり、借金は13に膨らんだ。

前日6日の中日戦は延長10回サヨナラ負け。大野雄に10回2死まで完全投球を許し、最終的に1安打完封負けを食らった。

屈辱の敗戦から一夜明け、首脳陣はスタメンを大きく組み替えた。

試合前時点で19打席連続無安打だった大山悠輔内野手(27)を24日ぶりに4番から外し、「6番一塁」で起用。3番起用が続いていた佐藤輝明内野手(23)を「4番右翼」にすえた。さらに好調の山本泰寛内野手(28)をプロ初の5番で起用。貧打解消を狙ったが、中日先発松葉を打ち崩せなかった。

1点を追う2回は4番佐藤輝の左中間三塁打で好機をつくると、1死三塁から6番大山の20打席ぶり安打となる中前適時打で試合を振り出しに戻した。ただ、1点を勝ち越された直後の4回1死二、三塁からは6番大山が三ゴロ、7番小野寺暖外野手(24)が空振り三振で無得点。5回1失点の松葉に今季初勝利を許した。

先発のアーロン・ウィルカーソンは1回、3連打で先制点を献上。同点の3回は4番ビシエドの適時二塁打で勝ち越された。5回2失点と試合はつくったが、来日2勝目は手にできず2敗目を喫した。

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