ソフトバンク石川柊太投手(30)が“ゴン攻め投法”で、どすこい砲を止める。

10日の西武戦(ひなたサンマリン宮崎)に先発予定。5月に入って7戦6発とアーチを量産する山川に対し「状態がいいのは明らか。本当に際どい球で攻めていく必要がある。あいまいな攻めでは打たれてしまう」と警戒を強めた。

手の内は全て使う。「高さも横も(ゾーンを)広く使っていければ。インコースにズバッと、カットを外ギリギリ、フォーク、カーブ…。全部使っていかないと抑えられない」。厳しい攻めの投球を宣言した上で「ホームランか四球なら、それは四球の方がいいのは間違いない」と、リスクの軽減も視野に入れた。

石川は今季5試合で2勝0敗、防御率0・71。105人の打者と相対し、被本塁打はゼロだ。「気の抜いたまっすぐを投げないとか。そこは大事にしていきたい」。9日は同球場に隣接する屋内練習場で、ダッシュやキャッチボールなどで調整。「暑いですね。湿っぽいです」と、淡々と汗を流した。

◆ゴン攻め…21年東京五輪の新競技、スケートボードで解説を務めたプロスケートボーダー瀬尻稜が発して注目を浴びた言葉。「失敗やリスクを恐れず積極的に勝負に臨む」の意味。瀬尻はスケボーで、積極的なプレーや大技を決めた選手を独特の言い回しで表現した。

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