第4週の残り試合が行われ、早大が2勝2分けで今季初の勝ち点を挙げた。

打線が今季初の2ケタ安打を放ち、投手陣は継投で1失点に抑えた。小宮山悟監督(56)は「学生は厳しい戦いの中で得るものがあったと思う。練習を見ていて形になっていたので、落ち着いて試合を見ていました。前半は思うようにならなかったが、後半は大丈夫と言い聞かせて残り2カードを全力で頑張ります」と話した。

初回1死二塁、中村将希内野手(3年=鳥栖)の中前打で1点を先制。

4回には、先頭の今秋ドラフト候補、蛭間拓哉外野手(4年=浦和学院)が二塁打を放ち、3四死球と暴投もからんで2点を追加。効果的に追加点を挙げた。

リーグ初先発の中森光希投手(2年=明星)が4回を被安打2の無失点と試合をつくった。5回からは、今春初登板の左腕、清水大成投手(3年=履正社)が4回を被安打3の1失点で初勝利を挙げた。オープン戦で、全治6週間の右足首の捻挫があり離脱。ようやく復帰し「(初勝利は)素直にうれしいです。遅れを取り戻して、チームに貢献しようと思っていました」と話した。

 

中村将希内野手(3年=鳥栖) (先制適時打をふくむ2安打2打点)「打てる自信はあった。甘い球はいこうと思っていて、結果的にヒットになってよかった。(リーグ)序盤は苦しい形で思うような打撃ができなかったけど、少しずついい調子になった」